2018年04月03日

道央旅行記 その9

皆様こんにちは。柳井グランドホテルの松前篤始でございます。今回も前回に引き続き、北海道旅行のお話を致します。


前回は新得駅まで代行バスに乗車した模様をお伝えしました。今回はその新得駅で下車した後の模様をお伝えします。

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新得駅はこの通り幹線の拠点駅に相応しい威厳ある設備を持ち合わせております。現在でも全ての特急列車が停車するため列車が到着するたびに構内は賑わいますが、それ以外の時間では閑静そのものです。そしてこの駅で何をするのか…その答えは駅の売店を兼ねる観光案内所にございます。

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この新得駅ではなんとレンタサイクルを無料で利用することができます。レンタサイクル自体は地方の主要駅ではそこまで珍しいものではございませんが、利用料金が無料のレンタサイクルは私自身も未だにここ以外で見かけたことがございません。唯一残念なのは十勝地方の入口という都市からは離れた場所に所在するためになかなか通りかかる機会がないということでしょうか(笑)。ですがもしお立ち寄りの際は是非ご利用をお薦めいたします。

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レンタサイクルを借りた私は幹線道路へと向かい、歩行者のいない道路の端をどこまでも走り抜けます。幸いにもこの日の新得周辺は好天に恵まれ、大変気分よく自転車を運転することができました。

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ご覧の通り視界に入ってくるのは青い空とどこまでも真っすぐ伸びる道路のみ。いかにも夏の北海道らしい景色に自然と心が躍ります。たまに左右を見やると、これまた土地の「らしさ」を強く印象付ける牧場や長距離ドライバー向けの巨大な看板が目を引きます。まさに走ること自体が娯楽となりえる旅の楽しみ方の極致。私が求めていた答えの一つにまたしても出会うことが出来た気がしました。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。


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2018年02月19日

道央旅行記 その8

皆様こんにちは。柳井グランドホテルの松前篤始でございます。今回も前回に引き続き、北海道旅行のお話を致します。

前回は途中の東鹿越駅までの様子をご紹介しました。今回は代行バスへと乗り換え、新得駅へ向かいたいと思います。

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この区間の見どころといえば、映画「鉄道員」に登場する「幌舞駅」のモデルとなった幾寅(いくとら)駅でしょうか。残念ながら実際に映画を拝見したことはございませんが、バスの中から見る駅舎は絶妙に古びた味のある姿を見せており、冬になり駅が銀世界に包まれればたちまち映画の世界へと引き込まれることでしょう。

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ちなみに駅舎の隣には同じく撮影で使用された気動車のカットモデルが鎮座しておりました。これは実際に国鉄〜JRと使われた車両を改造したものですが、顔つきは元になったキハ40型気動車から大きく変化しています。先程札沼線で乗車した車両と同型と考えれば、元の車両からどれほど変化したのか理解しやすいかと存じます。

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次の落合駅は辺りに民家や郵便局があるだけで、基本的には終日無人駅となっています。しかし代行バス運行開始当初はこの落合駅が終着となっており、その先の新得駅まで到達する手段は用意されていませんでした。何故ならこの先に控えるのは狩勝峠。つまり十勝地方と石狩地方の境目でもあります。ですが私が乗車してきた滝川、富良野方面から十勝地方へと抜ける需要は通常ほぼ皆無に近い状態ですので、バスも運行開始後しばらくは富良野方面からの地域間輸送のみを支えていたということになります(実際は一部通行止め区間が存在していたのかもしれませんが…)。

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終点の新得駅には所要1時間弱で到着します。根室本線とは対照的に件の台風被害からいち早く復旧が実現した道東方面への大動脈、そしてこの新得駅はその道東方面への玄関口としての役割を果たしている交通の要衝でございます。そんな新得駅に降り立って一体何をするのか。それは次回以降お話ししたいと思います。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。


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2018年02月07日

道央旅行記 その7

皆様こんにちは。柳井グランドホテルの松前篤始でございます。今回も前回に引き続き、北海道旅行のお話を致します。

前回は臨時特急の「フラノラベンダーエクスプレス」に乗車した際の模様と、その車内で購入できる物品の数々をご紹介しました。今回は列車を降り、富良野駅から先の模様をお伝えします。

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富良野駅はこれまで経由してきた根室本線と旭川方面から合流してきた富良野線の結節点でもあるため、やはりある程度の敷地の広さがあります。富良野線に乗り換えれば道央観光のもう一つの名所である美瑛(びえい)に向かうこともできましたが、今回はそのまま根室本線の普通列車に乗り継ぎ、道東方面への玄関口である新得駅を目指します。

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旅行を実施したのが6月ということもあり、沿線には目に刺さるほど鮮やかな緑が広がっていました。しかし先程の札沼線とは違い山間部を目指していく路線ですので、平野部分が延々と続く広大な大地とは情景が全く異なります。言うなれば厳寒期に容赦なく牙を剥く北海道の自然の厳しさの象徴…新得駅直前に待ち受ける狩勝峠へのアプローチたるこの一帯はそう表現出来るのかもしれません。

ですが夏場の単行気動車が運ぶ空気は実に牧歌的です。駅に到着しても乗降があまりないことを除けば平和そのもの。ボックスシートに揺られる私を乗せて列車は終着駅へと向かっていきます。

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ところでこの列車自体の終着駅は新得駅ではございません。列車側面の行先表示にも記されていましたが、この列車の終点は途中の東鹿越(ひがししかごえ)駅です。しかしこの駅は純粋な無人駅ですのでもちろん接続路線などなく、Wikipediaの記述によれば1日の平均利用者数は1人以下とのことです。何故この駅が終着駅となっているのでしょうか。

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その答えは平成28年に当地に甚大な被害をもたらした台風10号にあります。当時台風による大雨で橋脚が流され路盤が崩壊した東鹿越〜新得間は、その採算性が疑問視されていたこともあり、現在はバスによる代行輸送を余儀なくされています。そして私が乗ってきた列車も代行バスに連絡するということで、便宜上無人駅である東鹿越駅を終着駅としているということです。

さらにこの東鹿越駅は台風による被害で不通となる直前の7月にはJR北海道により廃止される方針も発表されており、台風の影響で暫定的な終着駅として今現在も列車が発着する光景には数奇な運命を感じずにはいられません。また今も東鹿越〜新得間の復旧のめどは立っておらず、東鹿越駅のみならずこの区間全体がそのまま廃線もありえる状況なだけに、先の札沼線と同様お早目に乗車・記録をお薦めしたい路線の一つでございます。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。


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