2017年02月25日

初めての北陸旅行記 その21

皆様こんにちは。柳井グランドホテルの松前篤始でございます。今回も前回に引き続き、北陸旅行のお話をしていきたいと思います。


前回は直江津駅まで到達し、そこで出会った車両と列車についてご説明いたしました。今回は北陸本線の新潟県区間の風景をご紹介いたします。



この区間に居並ぶ駅は無人駅が大多数を占めており、直江津寄りから順に谷浜駅、有間川(ありまがわ)駅、名立(なだち)駅と通過していきますが、これら全てが無人駅です。無論「はくたか」のような特急列車は見向きもしませんが、この区間にも見どころは多数存在しております。


例えばこの有間川駅などは、すぐそばを国道が通っているものの、駅から見える一面の海を一人静かに堪能できる素晴らしい駅です。糸魚川方面ホームの背後にある小道からの眺望も素晴らしく、私は訪問した際に気に入った角度を模索しては何度も何度もシャッターを切っておりました。


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また駅の背後に山が迫る立地が特徴の浦本駅は、北陸本線の旧線跡を利用した自転車道が駅前を通っており、ここでも日本海の眺望や磯の香りを楽しむことができます。人気のない駅ばかりですが、その分空間を独占できるということはある意味贅沢なことです。以前も同じようなことを申し上げたような気がしますが、山に囲まれたほくほく線とは違った魅力がこの区間にはあふれております。


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そしてこの区間で最も特異な駅といえば、先程登場した頚城トンネル内に所在する筒石(つついし)駅です。こちらは北陸本線糸魚川〜直江津間が複線電化された際の新線切り替え時に地上から移設された駅でございます。


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この新線切り替えには当該区間の地滑りが多い地質が大きく影響していたとされ、この頚城トンネルも、建設された最大の目的は危険な沿岸部を避け山間部を直線で抜けることにあります。しかし利用者は当時よりそこまで多いとはいえず、利用状況だけを見れば無人駅であってもおかしくはないのですが、トンネル内という特殊な環境故に常時駅員が配置されています。えちごトキめき鉄道に移管された現在でもそれは変わらず、列車が到着するたびに地上にある駅舎から駅員様がホームまで降りていらっしゃいます。


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前述の駅の例に漏れず、もちろん「はくたか」は停車いたしません。しかしそれ以上に個性が強烈でしたので、ファンの中では相当知名度が高かったようです。JR時代は先日発売を終了した「赤い青春18きっぷ」(通称「赤券」)発売駅としても有名でした。関東圏から最も近接し、また入場券を購入すれば併せて「入坑証」も手に入ったということで、発売時期にはファンが多く訪れたと聞き及んでおります。なお、「入坑証」は移管された現在でも入手可能でございます。私も昨年(2016年)末、廃止が決定した「糸魚川快速」を撮影するべく訪問した際入場券と共に頂きました。さらに先達の皆様方が仰っておりますように、駅員様のご対応も大変丁寧でございます。皆様も是非訪問なさってみてはいかがでしょうか。


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今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。

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posted by yg at 11:17 | Comment(0) | 日記

2017年02月19日

初めての北陸旅行記 その20

皆様こんにちは。柳井グランドホテルの松前篤始でございます。今回も前回に引き続き、北陸旅行のお話をしていきたいと思います。


拙い文章しか書けないくせに更新が遅れてばかりでお恥ずかしい限りでございますが、今回は前回乗車いたしました「はくたか」でのひとときを楽しみつつ、直江津駅へと参ります。


前回ご紹介いたしました弁当を頂いている間も、「はくたか」は疾走を続けておりました。いくつもの長大トンネルを高速で貫くその姿を見ていると、まるで私にその実力を見せつけているかのようにも感じられます。響いてくるのは高速路線特有の固い走行音のみ、そして車窓に目を向ければいつまでも続く暗闇ばかりですが、だからと言ってつまらないというわけではございません。むしろ、暗闇続きだからこそ、まれに垣間見える地上区間の明かりの流れる速さに「はくたか」の実力の高さを実感することができるため、この暗闇は必要不可欠なのです。



十日町駅を発車後30分弱が経過いたしますと、急に車窓が明るくなり、車掌様からトンネル区間終了と携帯電話使用可能の旨が伝えられます。もちろんこれは、以前にも申し上げたくびき〜犀潟(さいがた)間に広がる田園地帯を通過中であるということであり、ほくほく線内でも数少ない地上での160km/h許容区間ということで、直江津駅到着前の最後の高速走行を心ゆくまで堪能いたしました。



田園地帯が車窓から消えると同時に列車は減速し、犀潟駅構内へと入ってまいります。ここまで来てしまえば、もう直江津駅はすぐそこです。10分足らずで直江津駅へと到着いたしました。ここからはいよいよ北陸本線へと入線いたします。



ここでまた余談を失礼いたしますが、直江津駅停車中にふと外を見ますと、なにやら見覚えのある列車が視界に飛び込んでまいりました。下にその写真をお示しいたしますが、突然の出来事に驚いてしまい記録写真としても通用しないものとなってしまいました。


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写真があまりにもひどいため断定はできませんが、おそらくは「はくたか」や「北越」と共に廃止されてしまった普通列車(一部快速列車)「妙高」の運用に入っていた189系特急型電車、しかも国鉄色の6両編成でございます。旧信越本線の長野〜直江津間を結び、特急列車の消滅した同区間の輸送に長年貢献してきた名列車の一つでございますが、同区間の新潟県側がえちごトキめき鉄道、長野県側がしなの鉄道と管轄が分かれてしまったため、残念ながら廃止されてしまいました。



「はくたか」「北越」と共に廃止された列車はこれだけではございません。485系特急型電車を使用して旧信越本線の新井駅(現在はえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン所属駅)から直江津駅、長岡駅などを経由して新潟駅まで走っていた快速「くびき野」もその一つでございます。同列車は快速を名乗りながら停車駅も特急列車と大差なく、「北越」を補完する存在として、また新潟県内を快適かつ迅速に移動できる列車として利用者から人気と信頼を得ておりました。


しかしながら485系電車の老朽化もあり、現在(2017年2月)は愛称が消滅し、停車駅も増えてしまった上、車両も下のような115系「近郊型」電車での運行となってしまいました。ファンとしての目線で語れば、急速に縮小が進む新潟の115系の最後の花形運用がこのような形で誕生したことは喜ばしいことではありますが、日常利用していらっしゃる方々にとっては、様々な面である種の「サービスダウン」となってしまったこの快速列車の誕生を歓迎できない部分もあるのかもしれません。とはいえ、東西に長い新潟県内を移動する上でこの快速列車が貴重な存在であることに変わりはありませんので、少しでも長く走り続けてほしいと願っております。


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実はこの記事の大部分を執筆いたしましたのは2017年1月のことでございますが、私がもたついている間にJR各社のダイヤ改正情報が発表され、同時に大変悲しい知らせがまた一つ入ってまいりました。前述の「くびき野」の後継である新井行き快速列車と共に信越本線の輸送に貢献し、なおかつ485系最後の定期運用(実際は毎日運行の臨時列車)であった通称「糸魚川快速」の廃止でございます。当ブログの大多数を占めているであろう好事家の皆様方は既にご存知のこととお見受けしますが、この北陸旅行記を始めるにあたり、目的の一つである「北越」亡き後の名残としてご紹介させていただいた経緯もございます故、別れを惜しまずにはいられません。


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この列車の廃止と共に、その運用車両である485系3000番台も廃車となります。来る3月にはその歴史の最後を飾る団体臨時列車の運行も予定されているとのことですので(既に予約受付終了)、ご都合がよろしい方は是非こちらの列車の雄姿をご覧いただければと存じます。もちろん残り半月とはいえ、新潟〜糸魚川間を毎日1往復する運用も健在でございますため、惜別乗車であればそちらをお薦めいたします。


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今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。

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posted by yg at 06:38 | Comment(4) | 日記