2017年08月14日

道央旅行記 その1

皆様こんにちは。柳井グランドホテルの松前篤始でございます。今回はタイトルにもございます通り、新しい旅行記の連載を始めさせていただきます。日程が1日という短期間でございました故、広範囲を周遊できたわけではございません。しかし以前のような乗るだけの旅行ではなく、様々な角度から楽しむことを意識しました。今回も皆様に楽しんでいただき、また北海道の新たな魅力を発見していただければ幸いに存じます。



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今回の旅は札幌駅から始まります。ここは言わずと知れた北海道最大の拠点駅ですが、今回まず乗車するのは道内を縦横無尽に駆け回る多彩な特急列車ではなく、こちらの普通列車でございます。この列車が発車するのは7時前とかなり早いですが、わざわざこのように早い出発としたのには時間を有効に使うこと以外の理由がございました。


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その理由とはこの学園都市線の列車ダイヤにございます。この学園都市線、正確にはJR札沼(さっしょう)線は、その末端区間において列車の運行が1日1往復しか行われておりません(2017年7月現在)。日本には沿線人口の減少に伴い日常的利用に耐えうるとは到底考えられない列車ダイヤが組まれている路線がいくつか存在しておりますが、この札沼線は始発列車が終発列車という日本一利用な困難な路線として君臨しております。今回の旅、その前半の目的はこの札沼線の末端区間を走る列車に乗車することでございます。


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札幌駅を出てしばらくは、車窓に広がる光景は札幌近郊の住宅街ばかりです(写真がやや見づらく恐縮ですが…)。愛称である「学園都市線」の由来は沿線に点在する教育施設とそれを取り巻く住宅街にあるのだと実感できる光景といえます。また2012年には沿線の発達に伴い都市鉄道としての脱皮を図るため途中の北海道医療大学駅まで電化され、従来はエンジンを唸らせて短い編成の列車が走りゆく路線であった学園都市線は利便性の高い快適な都市鉄道路線として生まれ変わりました。


電化によって利便性が高まった学園都市線は多くの沿線住民に支持され、駅で交換を行う対向列車には乗客が数多く見受けられます。この電化区間ではICカードの利用も可能とあって、一見すれば東京の都市鉄道と遜色ない光景とも表現できます。しかし車両は客室とデッキ部が扉によって仕切られるほか、駅構内では分岐器にヒーターを設け厳寒期でも通常運行するための工夫が随所に見られます。大都会では取るに足らない光景も場所によっては実現するために多大な労力が必要となることが読み取れました。このあたりは以前取り上げた北越急行ほくほく線に通じる部分だと思います。


今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。

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posted by yg at 09:04 | Comment(0) | 日記