2019年02月22日

名勝探訪記 その5

皆様こんにちは。柳井グランドホテルの松前篤始でございます。今回も前回に引き続き、旅先で出会った魅力的な場所をご紹介します。

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今回は舞台を再び北陸に戻し、富山県氷見(ひみ)市から高岡(たかおか)市にかけてのレンタサイクル旅をご紹介します。この一帯では氷見駅、道の駅氷見(ひみ番屋街)、雨晴(あまはらし)駅の3か所で借りることができ、その貸出場所相互での乗り捨てが可能となっております。これは基本的に借りた場所へ返却することが原則であるレンタサイクルとしては特殊な業態であり、このシステムによって旅の楽しみが大きく広がることになります。

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私が訪問した際は道の駅氷見から富山屈指の景勝地である雨晴海岸に向かって走りました。この海岸沿いのルートは「富山湾岸サイクリングコース」という自転車道の一部として選定されており、ほぼ全区間を通して快適に自転車旅を楽しめる設備が整っています。もしご自身で自転車を持ち込むことさえできれば、この氷見市一帯だけでなく富山湾岸サイクリングコースの全区間をお楽しみいただけるかもしれません。なお反対側の終端までは新潟との県境に近い朝日町まで約80kmございます。

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この区間の見どころといえばやはり眼前に迫る富山湾の景色です。しかしただ見えるだけではなく、その向こうに立山連峰の望むことができるのが最大の特徴でございます。実は海の向こうにここまで高い山々を見ることができる場所は世界で見ても例が少なく、富山が誇る素晴らしい景勝地であることがこの事実からも伺えます。しかし立山連峰をはっきりと拝めるほどの好天に恵まれることは少なく、訪問したときに見えるかどうかは運次第となってしまうのが少し残念です。私も挑戦してみましたが、ご覧の通り霞んでしまいはっきりとは見えませんでした…。

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ただ仮に立山連峰が見えなかったとしても、波のおだやかな富山湾の景色は見ていてとても楽しいです。冬場は雪も降るため自転車を借りることはできませんが、暖かくなってきた時期に是非自転車旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。

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2019年01月31日

名勝探訪記 その4

皆様こんにちは。柳井グランドホテルの松前篤始でございます。今回も前回に引き続き、旅先での見どころをご紹介します。

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今回は関東圏から程近い群馬県の碓氷峠(うすいとうげ)から「アプトの道」をご紹介します。この碓氷峠といえばJR線で最も急角度であった勾配を擁することで大変有名です。路線としては1997年の北陸新幹線長野暫定開業と引き換えに廃線となった信越本線横川(よこかわ)〜軽井沢間が該当し、専用の機関車を用いなければならないため運行上でも屈指の難所でございました。

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そんな重要な歴史を持つ線路を野晒しにはできないと遊歩道として整備されたのがアプトの道です。「アプト(式)」とは車両が急勾配を登るために歯車をラックに嚙み合わせることで推進力を増強する方法のことで、碓氷峠では1963年までこの方法が用いられました。以降廃止まで補助機関車以外は通常と同様の方式で運行されましたが、その特徴ある運行システムは横川駅近くの“碓氷峠鉄道文化むら”にて実物を交え深く知ることができます。

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アプトの道は一部を除き、廃線となった区間に沿って続いていきます。傷みはあるものの信号機や標識も残され、さらには実際に使われていたトンネルを通る区間もあり、鉄道がこの地に存在したことを雄弁に語りかけてきます。またレンガ造りの建物が目を引く丸山変電所跡や山中の静かな雰囲気が心地よい碓氷湖など、定期的に見どころが現れ退屈しないのもアプトの道の特徴と言えます。

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中でも私のおすすめはこの「峠の湯」です。起点である横川駅から約3km歩いたところで見えてくる日帰り入浴施設ですが、歩いた後に天然温泉で疲れを癒すひとときの心地よさは筆舌に尽くしがたいものです。もちろん食事や休憩の場としても使うことができ、当地観光の拠点として是非お立ち寄りいただきたい場所です。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。


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2019年01月23日

名勝探訪記 その3

皆様こんにちは。柳井グランドホテルの松前篤始でございます。今回も前回に引き続き、旅先での見どころをご紹介します。

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今回は北陸から離れ長野県木曽地方のご紹介です。この奈良井地区は鉄道が開通する以前から宿場町として栄え、決して全国的な知名度があるわけではありませんが、知る人ぞ知る木曽路観光の拠点として現在もその街並みが残されています。

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奈良井宿はJR中央本線(中央西線)の奈良井駅から徒歩2分の至近距離にあります。時折名古屋からの特急「しなの」が轟音と共に走り去っていきますが、停車するわけではないので特急で当地に降り立つことはできません。一方観光バスで当地を訪れたいという需要は根強く、私が訪問した時期は冬前の閑散期にもかかわらず訪日外国人を乗せた大型バスが宿場街外れの駐車場に腰を下ろし、線路際を通りかかった際には踏切の前で撮影してくれと声をかけられることさえありました。

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そして街並み。静粛な雰囲気と共に綺麗に保存された外観が街歩きへの意欲を掻き立てます。当地の名物であるそばを頂ける飲食店や木曽の工芸文化として栄えた漆器を取り扱う店舗も点在しており、決まった見どころを順番に辿るよりも気の向くままに街並みを歩いていく方がより楽しめるかと思います。

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また自分の興味を惹きつける対象を好きなように撮影できるのもこうした街歩きの楽しみ方の一つです。歩きながらいろいろなところに目を配ると思わぬ発見が至るところに見受けられます。その一例が上にお示しした古いガシャポンの機械です。現在22歳の私もこの機械のことは記憶の彼方にうっすらと残るだけですが、こうして店先で古い時代を今に伝えるこの姿に私は思わずシャッターを切ってしまいました。既にかなり色褪せてはいますが、時代の生き証人としてこれからも当地で永らえてほしいと思います。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。


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